国際分野におけるフォネティックコードは有名ですが、日本語にもフォネティックコード(通話表)が存在することを知りました。ここに共有のため記事にしたいと思います。
誰かが勝手にまとめたのでは？と思ったのですが、ちゃんとe-Govの法令検索で調べたところ、ちゃんとありました。
無線局運用規則（昭和二十五年電波監理委員会規則第十七号）
別表第五号 通話表（第１４条関係）https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325M50080000017
和文通話表は下記になります。ちゃんとこのまま載っているのですごいです。
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文字
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ア 朝日のア
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イ いろはのイ
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ウ 上野のウ
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エ 英語のエ
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オ 大阪のオ
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カ 為替のカ
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キ 切手のキ
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ク クラブのク
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ケ 景色のケ
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コ 子供のコ
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サ 桜のサ
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シ 新聞のシ
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ス すずめのス
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セ 世界のセ
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ソ そろばんのソ
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タ 煙草のタ
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チ ちどりのチ
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ツ つるかめのツ
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テ 手紙のテ
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ト 東京のト
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ナ 名古屋のナ
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ニ 日本のニ
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ヌ 沼津のヌ
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ネ ねずみのネ
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ノ 野原のノ
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ハ はがきのハ
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ヒ 飛行機のヒ
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フ 富士山のフ
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ヘ 平和のヘ
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ホ 保険のホ
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マ マツチのマ
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ミ 三笠のミ
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ム 無線のム
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メ 明治のメ
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モ もみじのモ
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ヤ 大和のヤ
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―
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ユ 弓矢のユ
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―
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ヨ 吉野のヨ
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ラ ラジオのラ
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リ りんごのリ
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ル るすいのル
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レ れんげのレ
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ロ ローマのロ
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ワ わらびのワ
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ヰ ゐどのヰ
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―
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ヱ かぎのあるヱ
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ヲ 尾張のヲ
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ン おしまいのン
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゛ 濁点
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゜ 半濁点
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数字
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一 数字のひと
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二 数字のに
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三 数字のさん
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四 数字のよん
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五 数字のご
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六 数字のろく
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七 数字のなな
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八 数字のはち
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九 数字のきゆう
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〇 数字のまる
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記号
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ー 長音
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、 区切点
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└ 段落
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（ 下向括弧
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） 上向括弧
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画像版はそのままだと見にくいので、私の方で作らせていただきました。
ところどころ、？と思うものもありますが、確かに伝わるなあと思いました。自衛隊、海上保安庁、警察の方など、日本人同士の場合の通話の際は使っているのでしょうか？数字の読み方は、自衛隊の方の動画等で使われているのを聞いたことがあるので、今も日本人同士の場合は使っていると思われます。
仮に、他の国に傍受、盗聴されても、日本語がわからないといけないので、セキュリティ的にも使えた方がよさそうではあるのかな？とは思いました。自国だけの言葉があるのはそういう意味では強いなと、個人的には思った次第であります。