二級ボイラー技士取得記録と思うこと

二級ボイラー技士免許を取得しました。その記録と個人的な体験談をここに記したいと思います。

 

私の資格取得までの大まかな流れ

1:二級ボイラー技士に関する学習テキストを購入 ※学習期間:2か月

2:二級ボイラー技士試験を受験

3:合格通知を受け取る

4:ボイラー実技講習を受講

5:免許受領

 

 

学習に使った教材

SAT:2級ボイラー技士(税込 21,780円)

はじめて技術系の資格取得に向けた活動であったため、若干、値は張りますが、e-ラーニング形式で学べそうな教材はないかと思い調べたところ、多く情報が出てきたため、こちらの教材を利用させていただきました。実物のテキストを読みつつ、同梱の問題集、Web問題を繰り返し学習させてもらいました。動画講義に関しては、私は上手く活用できなかったので、少し値段に見合った結果を出せなかったなと後になって感じています。

 

ボイラー技士試験について

おおよそ、既存のテキストや問題集にある内容を抑えられれば合格圏は問題なくいける試験であると感じました。この試験自体には特筆して語れることは、個人的にはありませんでした。唯一言えば、試験場が遠いことくらいでした。

 

ボイラー実技講習について

結論:つらいです。人として試される講習でした

ボイラー実技講習は3日間行われます。1,2日目は座学講義、3日は実技講義のカリキュラムです。他の資格取得関連のブログでも書かれていますが、このボイラー実技講習は問題があると個人的に思いました。

 

1:座学講義の内容に相違あり

事前にテキストと図鑑を講習受講の際には購入するのですが、実際の講義は、テキストの読み流しがされるだけ。しまいにはこのテキストの記載は現在ではほぼ使われていない。という始末。実技講習ならではの知識を学べるわけではなく、初心者が受講するにしても読み流しだけなら、自習でもよいのではと感じました。

 

2:座学講義中のモラル低下、ルール違反の放置

1の内容からなのか、ルールを違反したり、モラルが低い人が多く散見されました。私は、法定講習というものは時間厳守であり、それに少しでも反すれば法定講習を受講したことにはならないものとして、再受講扱いにすべきと考えます。しかし、現状はというと、決まった時間になっても席につかず、後からそそくさと入ってくる人がちらほらおり、また講師もこれらの人に注意もしないことに驚きました。

次に、スマホの操作は禁止。当たり前のことであるはずなのに隠れて操作している人、しまいには机の上にどうどうとスマホを置き、画面確認や操作をしている人が大勢いました。当然、これらも注意、退席させるといったことはありませんでした。

最後に、5分の1が寝ているということ。もう、何も言えません。

たとえどれだけ退屈で、学びがなかったとしても、それでもとまじめに受けていました。私と同じ考えの人は他にもおられました。私は、人として、試されていると同時にこの理不尽に、多くのストレスを感じずにはおれませんでした。

ボイラー技士という存在の需要が下がりつつあるのはわかりますが、学ぼうと思った人が落胆してしまうような講習でいいのか?と疑問に思う座学講義でした。

 

3:3日目の実技講習だけでよいのでは?

1,2日目の座学講義、ほんとにいりますか?というのが結論です。実技講習では実際のボイラーから使われる部品などを見ながら、体も動かしつつ講義を受講しました。実生活でボイラーを直接見たり、操作できる機会はないので、個人的には学びが多く、あっという間に終わった講習でした。今は、小型の貫流ボイラーが主流で、ボイラー技士免許の必要性は、よほど大規模、古くからある施設等でなければ、需要は減りつつあるとのこと。今は、講習受けただけで操作できるようになっているとのことでした。ただ、講習を受けただけの人と、資格を持っている人では、資格がある方が有利なのはあるので、現時点では微妙な立ち位置であるともおっしゃられていました。講師の方も現場あがりの方で、退職されてから講師として立たれたとのこと。座学よりも実技の時の方が輝いていたと感じました。実技講習だけでよくないでしょうか?

 

まとめ

無事、免許取得までは達成しましたが、実技講習の1,2日目の座学講習だけは、曲者です。あなたが真面目な方であるならば、人として、芯をぶらさずに免許取得まで向かってくだされば幸いです。